代表理事あいさつ
世界各地で災害が後を絶ちません。地震、豪雨、噴火等はそもそも大いなる地球の営みではありますが、
その圧倒的なパワーの前にいつも人間の無力さを思い知らされます。
また、地元名古屋でも警戒されている東海・東南海・南海地震が今日一日とないということは、
さらにエネルギーを蓄積させつつ、「その日」を一歩一歩近づかせているともいえます。
私たちは、1995年の阪神・淡路大震災を契機に災害ボランティアとしての活動を始め、2002年3月には法人格を取得して現在に至っております。
その間30か所あまりの現場と携わってまいりました。そこで実際に目の当たりにしたもの、「いのち」と「暮らし」に関係するものばかりです。
また被災者が安心や笑顔を取り戻す過程の中には、必ず「地域」や「ボランティア」が関わっています。
この間の学びの到達点は、まずは災害で死なないことに尽きます。
かけがえのないいのちを守るために、耐震や転倒防止等が当たり前に実施される社会にしていくこと。
しかし、それだけでは不十分です。災害はそれでも無被害という状況はつくってくれないからです。
さらにいのちと暮らしを守るためには、「お隣さんは大丈夫か」とすぐに思いつくような地域との関係づくりをすすめること。
そしてより困った方に対して、喜んで支援の手を差し伸べられるような私たちであること。
被災がもたらす人の苦しみ、悲しみは、人の優しさ、励ましによって癒されるものだと、多くの現場が教えてくれます。
この意味で、レスキューストックヤードの存在自体が、災害からいのちや暮らしを守る、この一点のためにあるのだと思っています。
できれば、私たちの取り組みが来たるべき巨大地震に対して少しでも活かされるよう、
さらにその100年先の巨大地震でも、まだ見ぬ未来の子どもたちが頼もしく生き抜く力を引き継いでくれるような活動を心がけたいと考えています。
それには、今目の前にいる一人ひとりとの出会いに感謝し、ともに学び、ともに模索していくことを何よりも大切にし続けたいと思っております。
これまでも様々な方々にご支援ご協力をいただきました。心から感謝申し上げると同時に、これからもご支援ご協力くださいますようよろしくお願い申し上げます。
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
代表理事 栗田 暢之